サカヅメハウジング安久(あんきゅう)です。
弊社が進める、「林業から製材→建築まで一貫して携わる」という、「川上から川下まで」の精神。
かつての大工さんは、「裏山で切った木で家を建てるのが一番、丈夫で長持ちする」と言っていたそうな。
その地域で育成した木が、木材として一番環境に適応する、ということです。
一見、理にかなった当たり前の営みのように見えて、そんな言葉は絵空事/迷信のように扱われているというのが現実。
実際は、「安くて品質もいい」輸入材を使うことがある種「常識」となっており、そこで最重要視されているのは、ビルダーとユーザー間の「経済的メリット」でしかない、という、真実。そして、そんな常識な、いま、改めて見直され、覆されつつあります。
地元に木を植えて、成長したその木を使って地元に建物を建てるという「循環型林業サイクル」とは、「社会活動」でもあり、「環境保全活動」です。これは企業とユーザー間の「メリット」「デメリット」の話ではなく、地域の住環境や未来の地球環境にも少なからず関わる「企業の、社会に対する姿勢と未来への配慮」という、とてもユニバーサルな視点です。
そして同時にそれらは、日本を超えて世界で活躍する名だたるグローバル企業が今、強く求められている姿勢なのです。
“EUで2024年末から始まる森林破壊防止の規則。域内で販売・輸出する商品が森林破壊に加担していないか確認することが企業に義務づけられます。成立を後押ししたのは市民や環境団体による運動でした。違反すると売上の4%以上の罰金が科される場合もあります。注目されているのが、地球規模で森林の状況を監視するシステム。
衛星監視サービス エリオット・イチムラさん
「例えば、ここで天然の木々が伐採されました」高解像度の衛星画像を利用して、ほぼリアルタイムで仕入先の森林を確認できます。
「EU域内で取引されたり、輸出されたりする製品は膨大な数です。その全てが規則に従う必要があります。サプライチェーンは世界中に広がっているので、誰もが関心を持たなくてはならないのです」
NHK クローズアップ現代「2023年11月28日(火)
桑子キャスターが行く“地球沸騰化”の世界 第2夜 森林大消失 “負の連鎖”断ち切る闘い
より引用
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4850/
そんな世界的潮流に大きく先駆ける「川上から川中・川下まで」イズムを、現在の森林/建築界のトップランナーと共に分かりやすく皆様に学んで頂く為に、来月2月に、新潟市中央区にて講演会を開催致します。
『新潟の森を活かす、森と人をつなぐ講演会』
主催:新潟地域協議会
〇 目的
地域の県産材の安定的な供給体制の構築を図ることを目的に県産材供給に向けた課題や解決策を探るため、有識者を招き、川上から川下までの関係者や一般消費者等を広く参集し開催する。
〇 日程
令和6年2月16日(金) 午後1時20分から(受付午後1時)
〇 会場
ユニゾンプラザ新潟 4階大研修室(新潟市中央区上所2-2-2)
〇 内容
第1部講演
1 森林再生システム COO 近藤 亮介 様「循環型林業を目指して(仮)」
第2部講演
新建新聞社 代表取締役社長 三浦 祐成 様「これからの住宅業界動向と地域材住宅の可能性」
第3部パネルディスカッション
・新潟・阿賀地区つなぐプロジェクト取組み内容・紹介
・パネルディスカッション
「新潟・阿賀地区つなぐプロジェクトの進め方、課題解決方法について(仮)」
パネラー:近藤様、三浦様、推進員桐生透氏、コーディネーター:SIA石田伸一氏
予約申し込み先:事務局 : 新潟地域振興局農林振興部林業振興課 (担当:五十嵐)
ngt112130@pref.niigata.lg.jp
※申し込みの際には、件名を「つなぐ講演会」とし、本文に所属、氏名、メールアドレスをご記入ください。 ※又、当日はWEB配信も予定致しております。詳しくはイベントページで追ってお知らせ致します
皆様がお気軽にご参加いただき、森林や建築の在り方を通じて、新潟の木と、人との関係について、少しでも興味を持って頂ければと思っております。
サカヅメハウジング 安久(あんきゅう)