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「森と人をつなぐ講演会」のレポート

サカヅメハウジング安久(あんきゅう)です。
先月2月に新潟ユニゾンプラザで開催されました「森と人をつなぐ講演会」のレポートです。

新潟の山で木を切って、それを製材して建物にする。そんな「本来の当たり前」を1社で完結する「川上から川下まで」イズムをモットーにするのが私たち坂詰製材所です。
それって素晴らしいし、今後も引きつづきご愛顧のほどよろしくお願いしますという感じで会場の席に着くと、第1部の講演で「そんな程度じゃ、まだまだ足りないよ!」と、冷や水ぶっかけられるほどのショックを受けることになるのでした。

新潟県下越地区の森林面積158,256ha(ヘクタール)。
※ちなみに1ヘクタールは100m×100mの広さです。
そのうち人工林は約1/3の47,000ha。(東京ドームは4.6haなので、東京ドーム約10,000個分!)
どうりで、山々を見ると青々として、「木がふんだんにある」状況に、目が癒される。さぞ山は手厚く手入れされているのだろうと思ったら、大間違い!その森林ストックに対して、手入れの出来ている山林はほんのわずか。。

それはなぜか?

  • 山林所有者は受注の様子をみて木を切るので、その受注見込み分ほどの林道の保全しかしていない。
  • なぜならば、そういう「山林のお手入れ」も含んだ林業の担い手不足!
  • なんでみんなやりたがらないかというと、山林所有者の手元に入る丸太の価格が、そもそも安すぎる!ほとんどが輸送と製材のコストに。。(その価格のアンバランスの陰に、政財界ならぬ製材界と森林組合との因縁めいたパワーバランスが関わっていたりいなかったり。)
  • 結局、林業は今現在も補助金なくしてはどうにも進まない状況下にある。

さて、どうする、新潟県の林業?どうする、坂詰製材所!?

「まずはボトルネックとなる原因を探る必要があると思う」とは、1部の講演者:株式会社森林再生システムのCOO近藤さんの意見。

丸太価格のアンバランスや、巨大製材企業の台頭により、ますます地元の山林や林業にお金が残らない状況を生んでいる。新潟の現状をこのまま続けると、100年後の新潟の山林は目を覆うほどの惨状になる、と警鐘を鳴らす。

どんな惨状か?

山は手入れされず、山林は木材ではなく「バイオマス燃料」としての用途で無計画かつ雑に切られ燃やされ、新潟の山からはまともな木材は育たなくなる。

林業とは、「植えて、育てて木って使う」。しかしながら現状の新潟の林業は、「切って、使う」だけ。全然植えていないんです。。(植えてはいるのですが、その量がまだまだ足りない!ということ)

では、どうして植えれないのか?それは今現在の新潟の林業は「間伐」(気を大きく育てるために、間引きする伐採)がメインだから。その流れを根本から変えなくてはならない。また、植えるだけでなく、植えるための林道の整理や草取りなど、林業従事者だけに押し付けるのではない「仕組み作り」が必要。

近藤さんが提唱するのは、「植えて育てるエリアを集中的に整備し、植える/育てる/切るサイクルを回していく」「そのためには、否が応にでも、切っていた木を使う!そういう促進力というか『制度に落とし込む仕組み』が求められる。」と。会場の参加者も、真剣な眼差しになっていた。

坂詰製材所の取り組みは間違ってはいない。
しかし、まだまだ本来あるべき理想には、ほど遠い。
その為には

「川上から川下まで」イズムを、

もっと「大きな動き」にしていかなくてはならない。

第2部の新建ハウジングの三浦祐成さんの講演では、昨今の住宅業界の動向やそれらをとりまく環境を踏まえた上での「県産材の利用促進方法」を提言。
また、他県で県産材をうまく利用できている住宅会社さんの事例をいくつかご紹介。

冷や水ぶっかけられた後のサウナのような、全身に血が巡り「よっしゃ、やるぞ!」というやる気を再燃させてくれる内容でした。

「木材の地産地消」は、実はとても効率的で地域の住環境にも理にかなった方針だ。次に求められるのは、小さな動きが結集した、より大きな「結果の見込める仕組みづくり」。
一時的な利益でなく、100年後の新潟の山林と、そのもとに住む市街地の住環境を守るために、今やらなくてはならない課題は山積みだと、思い知らされました。
だからこそ、小さな動きかもしれませんが、一つ一つやっていこう。例えば一般の方にも参加頂ける「植林ツアー」や「伐採ツアー」を通じて、新潟の山林にじかに触れてもらい、ひとつ考えるきっかけづくりや、モデルハウス見学を通じて「木の家って、心地いい!」と実感してもらうことも、持続してやっていきたいと、背筋がピシッと伸びた、今後につながる講演会でした。

今回この講演会を主催された新潟県の担当者のまなざしも、終始、真剣そのものだった。
今現在も、本腰を入れて取り組んでいる。

その名も「つなぐプロジェクト」。

※つなぐプロジェクトの詳細はコチラ▶https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/nagaoka_nourin/0527237.html

この動きが、より大きなうごめきになるために、出来ることをひとつひとつ。小さなことからコツコツとしていきたいと思います。

サカヅメハウジング 安久(あんきゅう)

造作家具

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気密測定

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省エネ

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建具

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構造計算

建物にかかる負荷を計算する構造計算をすべての物件で必ず行います。新潟は風が強く、雪が降るため、建物への負荷がかかりやすく、その点をしっかりと計算することで安心・安全な家が完成します。

サッシ

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断熱

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耐震等級3

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省令準耐火構造

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木造○○工法

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基礎工事

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地盤改良

土地が決まり、建物の配置が決まったら地盤調査をします。建物の耐震性が高くても、それを支える地盤が弱ければ意味がありません。地盤の地耐力が弱い場合は、地盤改良工事を行います。