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林業・製材工場見学ツアーレポート【後編】

サカヅメハウジングの安久です。
今回は、10月15日(土)に行いました「林業・製材現場見学」のレポート後編です。

前編はコチラから>>

さて、一行は阿賀野市保田にございます坂詰製材所の製材工場に移動しました。

先ほどの山林とは打って変わって、見渡す限りの田園風景。 工場内も、丸太を運搬するダンプトラックやフォークリフトが絶え間なく行き交う。なのでここでもヘルメット必須、安全のためスタッフが先導/注意喚起して移動します。まず目に飛び込むのが、丸太の山!

加工されるのを待つ、丸太たち

よく見ると丸太の太さごとに山が分かれており、加工工場にそれらが運搬され、木材へと加工されていきます。

巨大な重機が、円柱状の丸太を、大きな音を立てながら一瞬で四角柱の角材に加工していきます。当然、円柱を四角にするわけですから、どんなに有効に加工したとしても「端材」は発生致します。

一体全体、これら端材は、どうなるのか?処分するの?

製材されたての、木材たち

「木材を乾燥させるために、燃やします」

乾燥!?木材を燃やす?燃やしたら二酸化炭素を発生させるのでは?!それって、全然自然に優しくない!?参加者の顔色が曇る。

「端材を燃やして発生する二酸化炭素は、もともと木が光合成するために吸収した二酸化炭素なので、結果、相対的な空気中の二酸化炭素量の変化はないんですよ。石油などの地下資源を燃焼させるのとは全く別モノです。もちろん、木を切って消費して終わりならば自然破壊ですが、先ほど山で説明したとおり、伐採した場所に植林し、その木を育てて、また山が本来の機能を持てるように維持していくのです。つまり、「カーボンニュートラル」の考えです。」

なるほど。参加者の表情に安堵が戻る。

で、話は戻るが、「乾燥」って?

参加者の皆さん含めた一般の皆様は、製材所とは、「丸太を削って角材や板にする場所」という認識でいらっしゃっていましたので、そこは想像通りだった様子でした。※乾燥といっても、2~3日風通しのいい場所に木材を置いておくものだ、という認識でしょう。(かくいう私も、以前はそう思っていました。)しかしながら、丈夫な木材に欠かせない大事な工程が、この「乾燥」なのです! そんな一行の目の前に現れた光景が、こちら。

木材たちがシャワーの水を浴びて水浸しになっている

乾燥どころか、刻まれた木材が山積みにされ、シャワーを浴びている?

全く意味が分からないこの景色に、参加者もチンプンカンプンの様子。

これは説明が必要です。

刻んだ木材は、その時点から表面が乾き始めます。そうなると、木材の表面と中で、含水率のムラが発生します。乾燥の工程でその「ムラ」が、結果、乾燥後の「ひび割れ」や「反り」の原因になり、使い物にならなくなってしまうのです。

ですので、まずは乾燥という工程の前に「木の表面のひび割れを防ぐ」べく、一旦水浸しにする、という大事な工程なのです。思わず「へえー」となる豆知識。

水浸しになった木材たちを、「乾燥窯(かま)」に入れます。

窯に入れる!?おいおい、燃えてしまう!!どうかしてるぜ、坂詰製材所!!

はい、説明。

木くずボイラーの前で陣取る、木の皮くずや端材

「先ほど出た端材などをこちら木くずボイラーで燃やして蒸気を発生させ、乾燥窯に送り、木材を乾燥させます。ただ高温の熱を送っての乾燥だと、ひび割れが発生しますので、「熱」と「蒸気」と職人さんの経験と目で、綿密な温度管理や乾燥時間などしっかり管理しながら乾燥させます。乾燥期間は、10日前後ほど要します。」 (※元々100%を超える含水量だった木材を、丈夫で長持ちする木材にするには含水率を20%以下まで乾燥させる必要があるのです。)

乾燥を行う、乾燥窯たち。

仕上がった乾燥材は、少し締まってシュッとした印象です。それでも元々は自然の産物である木なので、多少のひび割れや反りは発生する。え、じゃあここで反ったりひびが出てだめになった木は、無駄になる!?

「いえいえ。多少の反りは計算に入れており、乾燥前に角材にする段階で10パーセントほど大きくカットしております。乾燥後に、反りやねじれ部分を削って修正して、正しい寸法の木材に仕上げます。また、ひび割れた木材も、ひびを避けて刻んで、小さい木材として利用できるようにひと手間加えて、なるべく無駄が出ないように使わせて頂いております。」

へえー。「木」が「木材」になる工程って、

想像以上に大変なのね。

参加者の方々と最後にモデルハウスに戻り、改めて新潟県産材を使用した床材に触れて頂くと、その柔らかい感触に至るまでの、様々な工程が浮かんでいる様子でした。「新潟県の森林を守るために、県産材を使う事が大事だ」ということを、実際に目にして体感頂いたことは、とても貴重な体験だったと思います。

そしてこれら木材が、お家の大事な躯体を支える骨組みや、お家の中で目や肌に触れる自然素材の材料になる。そこには、働く人たちによる緻密な手仕事、自然環境への配慮があり、出来上がった木材をご利用頂くエンドユーザーへの優しいまなざしがある。「せっかく手間と時間をかけて仕上げた木材だからこそ、大切に扱ってほしい」という思いが、参加者にも伝わったのではないかと思います。 今回は大成功!ということで、またこのような活動を続けていきたいと思います。

▼製材工場の様子はYouTubeでも紹介中です▼

造作家具

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気密測定

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省エネ

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建具

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構造計算

建物にかかる負荷を計算する構造計算をすべての物件で必ず行います。新潟は風が強く、雪が降るため、建物への負荷がかかりやすく、その点をしっかりと計算することで安心・安全な家が完成します。

サッシ

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断熱

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耐震等級3

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省令準耐火構造

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木造○○工法

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基礎工事

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地盤改良

土地が決まり、建物の配置が決まったら地盤調査をします。建物の耐震性が高くても、それを支える地盤が弱ければ意味がありません。地盤の地耐力が弱い場合は、地盤改良工事を行います。